2017/6/17「185(ひとはこ)読書会」開催のお知らせ

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    6月の読書会のお知らせです。


    日時:6月17日(土)14時〜16時


    場所:CHOCOLATE Lab. YAMAGATA(チョコレートラボやまがた)内コミュニティスペース


    山形市南四番町2−8
    「ピタットハウス」緑の看板が目印です。HP→(http://www.chocolab-y.com)
    ※駐車場台数が制限されておりますので、車でお越しの方は参加希望メールでその旨お知らせ下さい。


    参加費:ワンドリンク制。
    NY直輸入のチョコレートドリンクがとても美味しいですよ!

    テーマ:【ジャック】


    ジャック…「ジョン」の愛称でもあり、聖ヤコブに由来するヨーロッパではメジャーな名前です。
    ジャックさんが書いた面白い本、ジャックさんにちなむ本、主人公がジャック、あるいは「ハイジャック」「ジャックオランタン」についての本や「ブラック・ジャック」、円谷プロの名作「マイティ・ジャック」について…などなど何でもOKです!
    英語圏では「名無しの権兵衛」として使われることもありますので、名もない人物の話でも面白いかもですね!



    参加するには、事前に申し込みが必要です。

    申し込み先↓

    185yamagata@gmail.com まで。

    参加いただける方は、6月10日までに返信をお願いいたします! お待ちしておりまーす!!

    幹事:愚者の楽園






    2017/2/5「185(ひとはこ)読書会」レポート/テーマ:積ん読

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      185読書会レポート

      日時:2017年2月5日(日)14時〜16時

      場所:シャンソン物語

      テーマ:積ん読 幹事:青翰堂分店

      レポート:青翰堂分店

       

      いつか語りたかったテーマ“積ん読”について、おしゃべりできてしあわせでした。

      総勢12名の積ん読ワールドは濃厚すぎて、メモをほとんど取れておりませんが、どうぞその一端をお楽しみください。

       

       

       

      1.青翰堂分店

      『日本文学100年の名作 第10巻 バタフライ和文タイプ事務所』 池内紀・川本三郎・松田哲夫/編 新潮文庫

      新潮文庫創刊100年を記念して出版。1年ごとに代表となる短編を1-2作品ずつ収録。100年を振り返って読むぞ〜と張りきって、一番今に近い巻を購入。しかし落とし穴が・・。長編のようにストーリーをむさぼるように追いたくなるものではなく、短編ゆえにそのたびお話がリセットされ、なかなか弾みがつきません。いつでも手軽に読めるはずが、いつの間にか読まないモードに。100年制覇は遠い。

       

      『「罪と罰」を読まない』 岸本佐知子・吉田篤弘・三浦しをん・吉田浩美 文藝春秋

      ドストエフスキー・・積ん読になっている方も多いのではないでしょうか。でも、大丈夫、この本をお供にすれば、あなたも「罪と罰」を読破できます。この本は、「罪と罰」を未読の作家・翻訳家たちが、未読を盾にストーリーを妄想推理した読書会レポート。最後には、実際に読破し、その物語について語る(ツッコミを入れる)読後読書会も行っています。彼らを読み友だちにすると、高いハードルに思えたドストがサクサク読めます。中でも、三浦しをんさんのキレ味にしびれます。

       

       

       

      2.CALIGAさん

      『ROMA』 Fabio Ratti Editoria(出版社)

      イタリア旅行で買った本です。 旅行中はハイテンションで、つい買ってしまうのですが、帰ってくると意外に読まずに放置してしまいますよね。 ローマのあちこちの風景の写真が掲載された本で、フィルムのページを重ねる事で、その場所の昔の様子が再現されます。ローマのその場で見ると「昔はこんなだったのかと!」と盛り上がったのですが、日本に帰ってきてまではなかなか見ないですよね。。。。

       

      『死生彷徨』 細川庄三郎 やつや書房

      祖父の積ん読本から見つけました。学徒出陣から敗戦、シベリア抑留を経て帰国した人が、当時の様子を短歌でつづった一冊。自費出版されたものです。 読んでみると、資料が少なくあまりよく知られていない“シベリア抑留“というものがどんなものだったのかを垣間見る事ができ、興味深かったです。

       

       

       

      3.後藤さん

      『ちくま文庫解説傑作集』 ちくま文庫編集部/編 筑摩書房

      ちくま文庫30周年の記念に出版されたものです。「3冊読んでマークを送ると全員もらえる」というノベルティでした。カバーはついていない裸本です。 お目当ての津村記久子さんが書いた解説を読んだら、その後なかなか手が伸びなくなってしまいました。 でも、目次をみると解説者の名前だけがあり、どの本について解説を書いたのか推理する楽しみがあります。

       

       

       

      4.井上さん

      『魔道師の月』 乾石智子 東京創元社

      『夜の写本師』の続編。オーリエラントの魔道師シリーズ三部作のうちの一冊です。 ダークファンタジーで、内容がけっこうダークだったので、なかなか再開できずにいます。 シリーズの続編が積ん読になってしまいます。 『ロンググットバイ』のシリーズの『さらば愛しき人よ』(チャンドラー 早川書房)も。『ロンググットバイ』はハードボイルド&クールでよかったのだけど・・・。なかなか読めません。

       

       

       

      5.おおきなねこさん

      『人を動かす』 D・カーネギー 創元社

      職場で悩みにふけっていた時に、この本を知り、何かの弾みで買いました。が、が。。。

       

      『晩年様式集』 大江健三郎 講談社

      伊坂幸太郎のエッセイを読んでいたら、“大江健三郎“の紹介が数か所あり、とっても読みたくなり、買いました。が、全く読んでいません!

       

      『本と店主』 森岡督行 誠文堂新光社

      自分なりに、積ん読になる理由を考えていたら、思いがけずこの本に出会いました。私の気持ちをぴったり書いていました。この本は読んでいます!

       

       

       

      6.ことさん

      『字幕屋の気になる日本語』 太田直子 新日本出版社

      本の紹介を読んでとても読みたくなったので買ったのですが、手に入れたら満足してしまいました。 紹介文を読んだだけで読了した気になっている。 “読みたい”の気持ちは、飢えに似ているのかも・・・?

       

       

      7.あんさん

      『レモン畑の吸血鬼』 カレン・ラッセル 松田青子/訳 河出書房新社

      魅惑のタイトルと装丁でジャケ買い。 これ一冊で部屋がおしゃれになる高いインテリア能力があります。

       

       

       

      8. やまがたで短歌を読む会(仮)管理人・五さん

      『本に読まれて』 須賀敦子 中央公論新社

      須賀敦子さんの書評や読書ノートをまとめた本です。 約80冊の本が紹介されています。たまに開いて、須賀さんの紹介を読むと、その本が読みたくなります。背伸びしたくなる本ばかり。

       

       

       

      9.愚者の楽園さん

      『もうすぐ絶滅する紙の書物について〜第13章 我々が読まなかったすべての本』 ウンベルト・ユーコ/ジャン・クロード・カリエール CCCメディアハウス

      本棚は必ずしも読んだ本やいつか読むつもりの本を入れておくものではありません!! 知識の保証であり、ワインセラーにも似ています。全部読んでしまったら困りますね・・・。 この本は、「知性の価値は何か」「情報の本質は」と問うています。

       

       

       

      10.細矢さん

      『乱読のセレンディピティ』 外山滋比古 扶桑社

      「思考の整理学」を読んだ後、初売りでゲットしました。 タイトルのすばらしさに惹かれます。乱読はよくないと思われがちですが、この本では、その時の自分とリンクできればよいと、薦めているようです。たぶんこれから読みます。 『夜空はいつでも最高密度の青色だ』 最果タヒ リトルモア ジャケ買い@寒河江GEA。詩集です。全くわからなくて挫折しました。映画化するらしいですが、謎。

       

       

       

      11.亡羊堂さん

      『啄木・ローマ字日記』石川啄木 岩波文庫

      今まで、日記文学作品を沢山買ってきました。永井荷風の「断腸亭日乗」から集めはじめ、武田百合子「富士日記」や「夢声戦争日記」島尾敏雄「死の棘」、その関連本の「狂うひと」などなどと買ってきましたが、それらが積ん読になっています。 その中で、今回の読書会をきっかけに「啄木ローマ字日記」を読みました。啄木がローマ字で書いたいわば秘密日記。この本は面白かったです。

       

       

       

      12.嵐田さん

      『ロビンソン・クルーソー』 ダニエル・デフォー 新潮文庫

      文明化した人間が原始生活に戻ったらどうなるか?! すごく興味があるテーマなのに、なぜか読めていません。 ドラえもんの「パンの木」→矢川澄子「私のメルヘン散歩」→シオドラ・クローバー「イシ」と、外堀を埋めてきたのでそろそろかなと思っています。

       

       

       

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      以上です。みなさま、ありがとうございました。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       


      2017/4/23「185(ひとはこ)読書会」開催のお知らせ

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        4月の読書会のお知らせです。

         

        日時:4月23日(日)14時〜16時

         

        場所:喫茶「豆と麦と」(上山市二日町10-25 カミン内)

         

        参加費:お店で注文をお願いします。他に会費はかかりません。

        テーマ:【音】

         

        静寂を感じる本、嵐の日に読みたくなる本、音読したくなる、韻が独特、映像版で使われた音楽や俳優の声が好き、読書しているとき脳内で文章を朗読する声は決まってこの声…など。

        もちろん、ミュージシャンのエッセイ、音楽論なども。

        参加するには、事前に申し込みが必要です。

        申し込み先↓

        185yamagata@gmail.com まで。

        お待ちしています。

        担当:あん


        2016/12/5「185(ひとはこ)読書会」レポート/テーマ:ホーム

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          185読書会レポート

          日時:2016年12月5日(月)19時〜21時

          場所:紙月書房

          テーマ:ホーム

          幹事:嵐田

          レポート:嵐田

           

          2011年12月にここ、紙月書房さんで初めてのヒトハコ読書会をしてから丸6年がたちました。ここのところ、東根

          市や村山市での遠征読書会が続いたので、久しぶりの思いを込めて、テーマを「ホーム」とさせていただきました

           

           

          1.青翰堂分店さん

          『容疑者の夜行列車』 多和田葉子 青土社

          青翰堂分店さんが敬愛する作家としてご紹介いただいたのは、ドイツ在住でドイツ語でも作家活動をしている

          多和田葉子。日本とドイツ、いわばホームを二つ持つこの作家の作品は、どこか突き放した感じと不信や不穏を感

          じさせる幻想的なところが魅力だといいます。本作もヨーロッパの国々を夜行列車で旅する人々の怪しげな一夜が

          集められているそうです。

          「多和田さんは、比喩や物事の表し方が鋭くて、言葉にしびれます」との分店さんの紹介に興味をそそられる参

          加者多数でした。

           

           

           

          2.嵐田

          『暮しの手帖85』 暮しの手帖社

          朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でも話題になった暮しの手帖の冬号です。折り紙で作るドイツのクリスマ

          ス飾りが紹介されていたので購入しました。この他にも煮込み料理やケーキの作り方、編み物など魅力的な記事が

          多く、家庭=ホームの代表的な雑誌だと再認識です。

           

          『昭和の犬』 姫野カオルコ 幻冬舎

          昭和初期の飼い犬事情や動物と暮らすことの意味などが、主人公の人生を通して淡々と描かれていきます。自分

          の育った家に居場所がなかった主人公が、犬とはいつでも心を通わすことができたのはどうしてなのでしょうか。

          暗くて地味ですが、不思議と胸を打つ小説です。

           

           

           

          3.おおきなねこさん

          『あの家に暮らす四人の女』 三浦しをん 中央公論新社

          今年から女性の多い職場に異動になったという、おおきなねこさん。女同士というのは、集う場所が「職場」で

          はなく「家」だとこんなにも密な関係になるのかというちょっと意味深なコメントに興味をそそられました。

          『明るい夜に出かけて』 佐藤多佳子 新潮社

          「ホーム」を「本来の自分」と捉えたらどうでしょうか。うまく自分を出せず、家族や社会との距離感を埋めら

          れない主人公の生き方。でもそれもそのまま肯定できるのではないでしょうか。

          この他、「家」の存在が独特な感性で描かれた『キッチン』 吉本ばなな 福武書店 もご紹介いただきました

          この後、おおきなねこさんが岩手に行った際に話題の『文庫X』を購入されたということで、しばしこの話題で

          盛り上がりました。(ネタバレしません)。

           

           

           

          4.あんさん

          『妊娠カレンダー』 小川洋子 文春文庫

          あんさんにとって、文学といえば小川洋子というほど好きな作家で、小説の原点となっているといいます。高校

          の頃初めて読んだ『トランジッド』で言葉の美しさや情景の表現に触れて以来の思いだそうです。

          この他、ごみの寄せ集めでできた不気味な館、『堆塵館』(エドワード・ケアリー、東京創元社)もあわせてご

          紹介いただきました。

           

           

           

          5.横山和江さん

          『ペニーさん』『ペニーさんと動物家族』 マリー・ホールエッツ 徳間書店

          長文のこの絵本は、横山さんのお子さんのお気に入りで、何度も頼まれて「苦行」のように読んであげたそうです

          。ペニーさんの優しい顔と動物たちの絵がとても魅力的な絵本です。

          “Ethel & Ernest” Raymond Briggs

          洋書でご紹介いただいたのが、『風が吹くとき』で有名なレイモンド・ブリッグズの絵本。自分の両親の生涯を

          温かいイラストで描いた作品です。この本を見ていたら、ある家の歴史をイラストだけで描いた『百年の家』(J.

          パトリック・ルイス 講談社)を思い出しました。

           

           

           

          6.亡羊堂さん

          『ビタミンF』 重松清 新潮社

          ビタミンFのFとは、ファミリーのこと。身体に一番いいビタミンは家族かなあ、と愛のあふれるコメントがありま

          した。

          『夫婦茶碗』 町田康 新潮社

          この本の帯には「レッツ ドロップ アウト!」という言葉が。こんな生き方もあるのか、これで生活できるのだ、

          というマジメに生きている人には馬鹿らしくなりそうなくらいの逸脱ぶりだそうです。

          『海の見える理髪店』 荻原浩 集英社

          様々なお客の家庭の事情を知ったり、好きでもない落語を聞きに行ったりと、床屋はお客との会話も腕のひとつな

          のだと実感したそうです。

           

           

           

          以上、「ホーム」をそのまま、家庭としてとらえた方が多かったようです。一方で原点や自分らしさというとら

          え方もありました。安らぎの場であり、秘められた隠れ家でもあるホーム。それぞれの思いが垣間見えた読書会と

          なりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

           

           

           

           

           

           


          2017/2/5「185(ひとはこ)読書会」開催のお知らせ

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            2月の読書会のお知らせです。

            日時:2月5日(日)14時〜16時

            場所:シャンソン物語 (山形市旅篭町2-2-25)

            参加費:お店で注文をお願いします。他に会費はかかりません。

            テーマ:【積ん読】

            いつかやってみたかったテーマに、ついに挑戦します・・・それは「積ん読」。
            2016年人気だった本『翻訳できない世界のことば』によって、今や「ジャパニーズカルチャーのひとつと認定された「積ん読」を取り上げます!

            例えば
            ■ワタシの積ん読本ライブラリー〜タイトルや冊数のお披露目。
            ■2016年にエントリーした新入荷の積ん読本の話
            ■長年の積読から脱し晴れて読めた本の話
            ■読んではいないが自慢したいようなステキな積読本
            ■積んでおくだけで、霊験あらたかな本
            ■恐怖の積読本のダブり本
            ■なぜその本を買ったのか、どうして積読に??

            などなど。
            今こそ、積ん読本が陽の目をみる時です!
            ご参加お待ちしております。


            参加するには、事前に申し込みが必要です。

            申し込み先↓

            185yamagata@gmail.com まで。

            お待ちしています。

            担当:五十嵐





            2016/10/30「185(ひとはこ)読書会」レポート/テーマ:泥棒

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              日時:10月30日(日)12:00〜14:00
              場所:そばやかた樽石(村山市)
              テーマ:『泥棒』
              幹事:井上
              村山市在住の幹事ゆえ、このたびは蕎麦ランチ読書会!県外からも蕎麦好き&本好きが村山へ来てくれましたよ〜。
              1.嵐田詩子さん
              『外套・鼻』ゴーゴリ/著、平井肇/訳、岩波書店

              貧しく風采の上がらない役所勤めの男が、ついに外套を新調します。初めて新しい外套を着て友人宅に出かけた帰り、町の広場で強盗に遭い、外套を奪われてしまいます。ロシア文学を久しぶりに読んでとても面白かったです。「鼻」は、鼻を盗まれる話で、笑えます。

              『悪のしくみ』松田哲夫/編、あすなろ書店
              井上ひさしが本屋で万引きしたエッセイもオススメです。
              また、夫婦がビッグマックを強奪する『パン屋再襲撃』(村上春樹/著、文藝春秋)と書店で広辞苑を万引きする『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎/著、東京創元社)も紹介してくださいました。
              2.愚者の楽園さん
              『妖怪男ウォッチ』ぱぷりこ/著、宝島社

              ブログが書籍化しました。ロジカルシンキングを恋愛の領域に持ち込んだ珍書です。恋愛における妖怪男子を分類している「妖怪の章」はユーモアたっぷり、論理性たっぷりの解説もおもしろいのですが、本番は「退散の章」です。・自分の好き嫌いを把握し、・自分の幸せを自分で決めて、・自分の輪郭をくっきりさせる、という人生に通じるお札つき。
              …皆さんの周りに妖怪がいなかったことがショックです。
              3.庄司陽子さん
              『モモ』ミヒャエル・エンデ/著、大島かおり/訳、岩波書店

              時間どろぼうに盗まれた時間を取り戻す女の子の話です。子どもの頃に夢中になって読んだ覚えがあります。大人になった今、読み返すと時間どろぼうの描写が更に怖く感じられます。
              『ナツコ 沖縄密貿易の女王』奥野修司/著、文藝春秋
              夏子は終戦直後の混乱した沖縄で密貿易の女親分と呼ばれました。戦争によって全てを失った沖縄人が立ち上がり、生きる力を取り戻す過程と重ね合わせてしたたかに強く生きる姿がかっこいいのです。
              『王様達のヴァイキング』さだやす/著、小学館
              情報泥棒ということで、ハッキング物の漫画です。サイバー攻撃は世界中に広がる新たな戦場とされますが、ハッキング・クラッキングによるスパイの現状はすごいことになっているなと恐ろしく感じます。
              4.井上 由香
              泥棒はリアルでは珍しいと思いますが、本の世界にはけっこういると思いました。テーマ『泥棒』に決めたきっかけの本を紹介します。
              『どろぼうのどろぼん』斉藤倫/著、福音館書店
              どろぼんはどろぼうの天才です。今まで千回もどろぼうをしているけれど、一度もつかまったことがありません。その天才が偶然にも刑事につかまり、取り調べを受けることに。そこでどろぼんの物語が語られます。どろぼんが盗み出すのは、持ち主から忘れ去られたモノ・がらくたです。どろぼんにはがらくたからの声が聞こえるのでした。そしてある時、声はモノではなく生きものから聞こえてきて、ここから物語がぐっと濃密になります。パステルカラーを基調とした挿絵がページの随所にちりばめられていて、この本の魅力を高めています。挿絵は牡丹靖佳さんで、『おうさまのおひっこし』(牡丹靖佳/作、福音館書店)という絵本はいつまでも眺めていたいほど素敵です。
              5.灯書房さん
              『驟り雨』藤沢周平/著、新潮社

              短編10話のうちの1話です。盗人が八幡様の軒先で雨宿りをしています。嘉吉は研ぎ屋が本職ですが、盗人もする。激しい雨が降っているため、入れ替わり立ち代わり人々が雨宿りにやって来ます。同じ軒先で束の間、様々な人間関係が展開されます。藤沢周平はおすすめの作家です。
              6.コメ(愚者楽・夫)さん
              『ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー/著、東洋経済新報社

              普段難しいと思われがちな経済学を、インチキ・不正・犯罪などをテーマに身近な話で説明しているので、興味がない人でも読みやすいと思います。因果関係を明らかにする中で、私たちの予想とは異なる要因が明らかになって、知的好奇心が刺激されます。
              7.ばったりたおれ屋さん
              『I Want My Hat Back』Jon Klassen ,Walker Books (日本語版『どこいったん』ジョン・クラッセン/作、クレヨンハウス)

              クマがなくなったぼうしを取り戻す話です。クマがうつろな目つきでいろいろな動物にぼうしを見なかったか聞いて回ります。日本語版では、はっきり書いていないオチも原書ならではで分かります。
              8.亡羊堂さん
              『美しき鬼』(『蠅男』)海野十三/著、ポプラ社

              肺や腎臓など二つある臓器は一つに、腸は三分の一に縮めるなど縮小人間を作ってしまうマッドサイエンティストが登場します。名探偵・帆村荘六が活躍する一作です。ジュブナイル版の『美しき鬼』は貴重です。
              他にも同作家の『敗戦日記』(橋本哲男/編、講談社)など貴重な蔵書の数々を紹介してくださいました!
              雰囲気のあるお蔵で、蕎麦も本も堪能しました。私がいただいたのは「ぶっかけそば(温)」。ざるに比べて太めの蕎麦に、だしが香る甘めのつゆ。大きいかき揚げもついて…あぁ幸せ!寒いときは、温かい蕎麦もおすすめですよ〜。

              2016/12/5「185(ひとはこ)読書会」開催のお知らせ

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                12月の読書会のお知らせです。


                日時:12月5日(月)19時〜21時

                場所:紙月書房

                会費:600円(1ドリンク付)

                テーマ:【ホーム】
                ここのところ遠征読書会が続いたので、久しぶりの意味を込めつつ。(幹事:嵐田)



                参加するには、事前に申し込みが必要です。


                申し込み先↓

                185yamagata@gmail.com まで。



                お待ちしています。



                2016/08/28「185(ひとはこ)読書会」レポート/テーマ:英国

                0

                  日時:2016年8月28日(日)14:00〜15:30

                  場所:さくらんぼタントクルセンター(東根市)

                  テーマ:『英国』

                  幹事:愚者の楽園さん

                   

                  1.愚者の楽園さん

                  今回のテーマ『英国』。テーマ決定のきっかけはイギリスEU離脱のニュースでした…。

                  ヴィクトリア朝英国を舞台にした本を紹介します。

                   

                  『ミッドフォード家の娘たち』メアリー・S・ラベル/著、講談社

                  イギリスで有名な貴族の姉妹のお話(ノンフィクション)です。6人の娘はそれぞれキャ

                  ラが立っています!有名人とのつながり、スキャンダル、思想的対立などの面白さもあり

                  ますが、姉妹の情愛とユーモアで戦争の時代と向き合い生きる強さが魅力的です。

                   

                  『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル/著、岩波書店

                  ロンドンを訪れた時にいちばん感激したのは、シャーロック・ホームズ博物館に行ったこ

                  とです。ホームズは私の幼い頃のヒーローです!!賢くて優しい男性が好きなのはたぶん

                  彼のおかげです。

                   

                   

                   

                  2.小林 和彦さん

                  『英国のOFF 上手な人生の休み方』入江敦彦/著、新潮社

                  休むことが下手、とよく言われます。むつかしく考えることはないのかもしれないと思う

                  けれど、ある意味ポジティヴに「休むこと」を捉えて過ごすことは、必要なのだな、なん

                  て今年の夏休みの最終日に考えました。

                   

                  『夜愁』上・下 サラ・ウォーターズ/著、東京創元社

                  現実の悲惨があるにせよ、人は幸福だった経験があったはず。そして、その経験は光が強

                  ければ強いほど、現在の影は濃くなります。その対比が素晴らしい。

                   

                  →同作家の『黄昏の彼女たち』もご紹介いただきました。

                   

                   

                   

                  3.青翰堂分店さん

                  『もっと知りたい バーン・ジョーンズ』川端康雄・加藤明子/著、東京美術

                  私にとって、英国といえばラファエル前派!その中でもバーン・ジョーンズが好きです。

                  美しく、謎めいているところがよいのです。いばら姫やギリシャ神話のペルセウスやアー

                  サー王伝説など、神話や物語を題材にたくさん作品を描いています。この本を読むと彼の

                  作品と生涯がわかります。表紙はアーサー王を題材にしています。

                   

                  『アーサー王と円卓の騎士』シドニー・ラニア/編、福音館書店

                  バーン・ジョーンズに導かれてアーサー王伝説に初めて挑戦してみました。とても長いし

                  、登場人物も多いと聞き、児童書にチャレンジ。読んでみたらアーサー王だけでなく、騎

                  士や姫といった周辺の登場人物が魅力的でした。友情、忠義、裏切り、愛…の物語です。

                   

                  『アーサー王ロマンス』井村君江/著、筑摩書房もご紹介いただきました。

                   

                   

                   

                  4.あんさん

                  『うめだまのイギリス自由帳』うめだまりこ/著、KADOKAWA

                  現代のリアルな「イギリス在住日本人」から見た文化の違いをフルカラーのマンガで紹介

                  したエッセイマンガです。一念発起して英国へ渡ったゲームグラフィッカーの女性が著者

                  で、身近に感じやすくていいと思います。

                  『英国メイドの日常』村上リコ/著、河出書房新社

                  メイドのリアルな日常が描かれています。メイドさん入門書です。

                   

                   

                   

                  5.横山和江さん

                  『A Deluxe Book of Flower Fairies』by Cicely Mary Barker

                  『The Roald Dahl Treasury』by Roald Dahl

                  『The Great Big Treasury of Beatrix Potter』

                  英国の児童書(Flower Fairiesは違いますが)といえば、ということで持ってきてみました

                  。いずれも1冊の中にたくさんの作品が収められていて、作者の世界を充分楽しめる、お

                  得な作品です。

                  邦訳は『フラワーフェアリーズデラックス』(グラフィック社)、『まるごと一冊ロアル

                  ド・ダール』(グラフィック社)です。9月に『ブーツをはいたキティのはなし』という

                  ポターの話に、ロアルド・ダール本の挿絵で有名なクウエンティン・ブレイクが挿絵を描

                  いた作品が出ます。

                   

                   

                   

                  6.嵐田詩子さん

                  『春になったら苺を摘みに』梨木香歩/著、新潮社

                  現在はバードウォッチャーとしてのエッセイも発表している作者の、これは初めての自伝

                  的エッセイです。英国留学中の、人との出会いや自然とのふれ合い、外国という地で日本

                  人であることを否が応にも意識せざるを得ない様々な状況が描かれます。イギリスがぐっ

                  と身近に感じられる一冊です。

                   

                   

                   

                  7.チルーさん

                  『紙の動物園』ケン・リュウ/著、早川書房

                  英国→植民地→香港のつながりで、「良い狩りを」という短編を紹介します。中国奥地の

                  村で代々妖怪退治師を継いだ青年と妖怪の少女の話です。英国領の香港に行き、近代化と

                  科学の都市の中でもたくましく生き抜いていくという展開です。霊幻道士からスチームパ

                  ンクになっていきます。東洋の伝統が西洋にとけこんでゆくようで、したたかな姿に胸を

                  うたれました。

                   

                   

                   

                  8.井上由香

                  『ピーター・ラビットの絵本』ビアトリクス・ポター/著、福音館書店

                  今年はポター生誕150年ということで改めて読んでみました。子ども向けのほわんとし

                  た童話かと思いきや、奇想天外で弱肉強食なストーリーもあり驚きました。『ひげのサム

                  エルのおはなし』では子猫が老獪なネズミ夫婦にす巻きにされ食べられそうになるし、『

                  あひるのジマイマのおはなし』ではあひるがきつねに騙されて、大事な卵と自分が食べら

                  れそうになり、容赦ない展開にハラハラしました。

                   

                  『バーティミアス サマルカンドの秘宝』ジョナサン・ストラウド/著、理論社

                  魔術師によって統治されている現代ロンドンが舞台のファンタジー。魔術師はさまざまな

                  妖霊を召喚して自分が思うままに使役することができ、これが魔術師の魔力の正体でもあ

                  ります。見習い魔術師の冴えない少年・ナサニエルは復讐のため、ベテランの妖霊・バー

                  ティミアスを呼び出し、命令をくだします。これがきっかけで国を揺るがす大ごとに。ス

                  トーリーも面白いのですが、なんといってもバーティミアスのキャラクターが魅力的!バ

                  ーティミアス自身による脚注も楽しすぎです!

                   

                   

                   

                   

                   


                  2016/10/30「185(ひとはこ)読書会」開催のお知らせ

                  0
                    10月の読書会のお知らせです。


                    日時:10月30日(日)12時〜14時


                    場所:そばやかた樽石(村山市)


                    参加費:各自いただいたお蕎麦代


                    テーマ:【泥棒】

                    新そばを食べながらのランチ読書会を企画しました。
                    お蕎麦だけ食べたい方もどうぞお気軽に。
                    車に同乗も可です(要連絡)。



                    参加するには、事前に申し込みが必要です。

                    申し込み先↓

                    185yamagata@gmail.com まで。


                    お待ちしています。


                    幹事・井上






                    2016/8/28「185(ひとはこ)読書会」開催のお知らせ

                    0
                      8月の読書会のお知らせです。


                      日時:8月28日(日)14時〜15時30分


                      場所:さくらんぼタントクルセンター(東根市)


                      参加費:実費(室料780円を参加者で折半)


                      テーマ:【英国】
                      今回の読書会の幹事は、一箱古本市常連の“愚者の楽園”さん。185読書会初の東根で開催となります。

                      そして、国がテーマになるのは初めて!家庭内で真剣な協議を重ねた結果、テーマを決定したそうですよ〜♪
                      最近気になるこの国、みなさんならどう切りとりますか?

                      ご参加、お待ちしております♪





                      参加するには、事前に申し込みが必要です。



                      申し込み先↓

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