2016/08/28「185(ひとはこ)読書会」レポート/テーマ:英国

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    日時:2016年8月28日(日)14:00〜15:30

    場所:さくらんぼタントクルセンター(東根市)

    テーマ:『英国』

    幹事:愚者の楽園さん

     

    1.愚者の楽園さん

    今回のテーマ『英国』。テーマ決定のきっかけはイギリスEU離脱のニュースでした…。

    ヴィクトリア朝英国を舞台にした本を紹介します。

     

    『ミッドフォード家の娘たち』メアリー・S・ラベル/著、講談社

    イギリスで有名な貴族の姉妹のお話(ノンフィクション)です。6人の娘はそれぞれキャ

    ラが立っています!有名人とのつながり、スキャンダル、思想的対立などの面白さもあり

    ますが、姉妹の情愛とユーモアで戦争の時代と向き合い生きる強さが魅力的です。

     

    『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル/著、岩波書店

    ロンドンを訪れた時にいちばん感激したのは、シャーロック・ホームズ博物館に行ったこ

    とです。ホームズは私の幼い頃のヒーローです!!賢くて優しい男性が好きなのはたぶん

    彼のおかげです。

     

     

     

    2.小林 和彦さん

    『英国のOFF 上手な人生の休み方』入江敦彦/著、新潮社

    休むことが下手、とよく言われます。むつかしく考えることはないのかもしれないと思う

    けれど、ある意味ポジティヴに「休むこと」を捉えて過ごすことは、必要なのだな、なん

    て今年の夏休みの最終日に考えました。

     

    『夜愁』上・下 サラ・ウォーターズ/著、東京創元社

    現実の悲惨があるにせよ、人は幸福だった経験があったはず。そして、その経験は光が強

    ければ強いほど、現在の影は濃くなります。その対比が素晴らしい。

     

    →同作家の『黄昏の彼女たち』もご紹介いただきました。

     

     

     

    3.青翰堂分店さん

    『もっと知りたい バーン・ジョーンズ』川端康雄・加藤明子/著、東京美術

    私にとって、英国といえばラファエル前派!その中でもバーン・ジョーンズが好きです。

    美しく、謎めいているところがよいのです。いばら姫やギリシャ神話のペルセウスやアー

    サー王伝説など、神話や物語を題材にたくさん作品を描いています。この本を読むと彼の

    作品と生涯がわかります。表紙はアーサー王を題材にしています。

     

    『アーサー王と円卓の騎士』シドニー・ラニア/編、福音館書店

    バーン・ジョーンズに導かれてアーサー王伝説に初めて挑戦してみました。とても長いし

    、登場人物も多いと聞き、児童書にチャレンジ。読んでみたらアーサー王だけでなく、騎

    士や姫といった周辺の登場人物が魅力的でした。友情、忠義、裏切り、愛…の物語です。

     

    『アーサー王ロマンス』井村君江/著、筑摩書房もご紹介いただきました。

     

     

     

    4.あんさん

    『うめだまのイギリス自由帳』うめだまりこ/著、KADOKAWA

    現代のリアルな「イギリス在住日本人」から見た文化の違いをフルカラーのマンガで紹介

    したエッセイマンガです。一念発起して英国へ渡ったゲームグラフィッカーの女性が著者

    で、身近に感じやすくていいと思います。

    『英国メイドの日常』村上リコ/著、河出書房新社

    メイドのリアルな日常が描かれています。メイドさん入門書です。

     

     

     

    5.横山和江さん

    『A Deluxe Book of Flower Fairies』by Cicely Mary Barker

    『The Roald Dahl Treasury』by Roald Dahl

    『The Great Big Treasury of Beatrix Potter』

    英国の児童書(Flower Fairiesは違いますが)といえば、ということで持ってきてみました

    。いずれも1冊の中にたくさんの作品が収められていて、作者の世界を充分楽しめる、お

    得な作品です。

    邦訳は『フラワーフェアリーズデラックス』(グラフィック社)、『まるごと一冊ロアル

    ド・ダール』(グラフィック社)です。9月に『ブーツをはいたキティのはなし』という

    ポターの話に、ロアルド・ダール本の挿絵で有名なクウエンティン・ブレイクが挿絵を描

    いた作品が出ます。

     

     

     

    6.嵐田詩子さん

    『春になったら苺を摘みに』梨木香歩/著、新潮社

    現在はバードウォッチャーとしてのエッセイも発表している作者の、これは初めての自伝

    的エッセイです。英国留学中の、人との出会いや自然とのふれ合い、外国という地で日本

    人であることを否が応にも意識せざるを得ない様々な状況が描かれます。イギリスがぐっ

    と身近に感じられる一冊です。

     

     

     

    7.チルーさん

    『紙の動物園』ケン・リュウ/著、早川書房

    英国→植民地→香港のつながりで、「良い狩りを」という短編を紹介します。中国奥地の

    村で代々妖怪退治師を継いだ青年と妖怪の少女の話です。英国領の香港に行き、近代化と

    科学の都市の中でもたくましく生き抜いていくという展開です。霊幻道士からスチームパ

    ンクになっていきます。東洋の伝統が西洋にとけこんでゆくようで、したたかな姿に胸を

    うたれました。

     

     

     

    8.井上由香

    『ピーター・ラビットの絵本』ビアトリクス・ポター/著、福音館書店

    今年はポター生誕150年ということで改めて読んでみました。子ども向けのほわんとし

    た童話かと思いきや、奇想天外で弱肉強食なストーリーもあり驚きました。『ひげのサム

    エルのおはなし』では子猫が老獪なネズミ夫婦にす巻きにされ食べられそうになるし、『

    あひるのジマイマのおはなし』ではあひるがきつねに騙されて、大事な卵と自分が食べら

    れそうになり、容赦ない展開にハラハラしました。

     

    『バーティミアス サマルカンドの秘宝』ジョナサン・ストラウド/著、理論社

    魔術師によって統治されている現代ロンドンが舞台のファンタジー。魔術師はさまざまな

    妖霊を召喚して自分が思うままに使役することができ、これが魔術師の魔力の正体でもあ

    ります。見習い魔術師の冴えない少年・ナサニエルは復讐のため、ベテランの妖霊・バー

    ティミアスを呼び出し、命令をくだします。これがきっかけで国を揺るがす大ごとに。ス

    トーリーも面白いのですが、なんといってもバーティミアスのキャラクターが魅力的!バ

    ーティミアス自身による脚注も楽しすぎです!

     

     

     

     

     


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