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    2017/6/17「185(ひとはこ)読書会」レポート/テーマ:ジャック

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      185読書会レポート

      日時:2017年6月17日(土)14時〜16時
      場所:CHOCOLATE Lab. YAMAGATA内コミュニティスペース
      テーマ:ジャック
      幹事:愚者の楽園
      レポート:青翰堂分店


      岩波をこよなく愛する愚者の楽園さんから告げられたテーマは「ジャック」。
      えー人名??かつてない斬新なテーマ設定。しかし、なにゆえにジャック?
      当日明かされたテーマ設定の謎は、『会場のCHOCOLATE Lab. YAMAGATAさんのチョコレートパウダーが「Jacques Torres Chocolate」だから』というものでした。
      意外すぎて2度ビックリ!
      馴染みのある名前ではありますが、いざ本棚を見まわしてみたら、意外になかった。。という参加者も続出。ハードなテーマに挑んだみなさまのおすすめ本はいかに。



      1.横山和江さん
      『これはジャックのたてたいえ』 シムズ・タバック フレーベル館

      ジャックが主人公の絵本を探しましたが、あまり見つからず・・・。読みきかせに合う本を選びました。
      積み重ね歌がベースになっていて、ページが進むにつれてどんどん登場するものが増えます。
      「これはジャックのたてたいえ」の次は、「これはジャックのたてたいえにあるチーズ」「これはジャックのたてたいえにあるチーズを食べた猫」のように。
      早口で読み聞かせをするとみんな喜びます。絵もカラフルです。

      『ゆかいなゆうびんやさん』シリーズ
      ジャネット・アルバーク/アラン・アルバーク 文化出版局

      ゆうびんやさんシリーズの中から、『ゆかいなゆうびんやさんのだいぼうけん』を持ってきました。
      ジャックと豆の木がモチーフのひとつになっている仕掛け絵本です。ゆうびんやさんが、豆の木に住む赤ちゃんがおとした巨大なおしゃぶりで頭を打ったところから話が展開します。みんなが知っているいろんなお話が登場します。仕掛けが満載で、お値打ちです。



      2.奥羽売文社さん
      『黒執事』 枢やな スクウェア・エニックス

      個人的に19世紀に関心があります。そして19世紀のジャックといえば「切り裂きジャック」です。
      この本は、19世紀の史実をベースにしつつ、ファンタジー化した精緻なストーリーが魅力。ビクトリア朝の服装やチェス盤など、細かい所まで資料に基づいて描かれています。



      3.嵐田詩子さん
      『チボー家の人々』 マルタン・デュ・ガール 山内義雄訳 白水社

      主人公のジャック・チボーを心の友人とする高野文子のコミック「黄色い本」と合わせて読みました。コミックでは主人公の女の子の日常にチボー家のジャックがしみ込んでいる様子がとても印象的です。
      「チボー家の人々」全五巻のうち、二巻までしか読んでいません。いつか、いつか完読したいです。

      『ジャックの正体』井上ひさし 中公文庫
      井上ひさしらしい視点から捉えたミニエッセイ。
      中に映画を題材に書かれたものがありました。映画を見てこれほどの洞察ができたら、カッコいいです。



      4.しまちゃん
      『孤独な旅人』ジャック・ケルアック 中上哲夫訳 河出文庫

      ケルアックは作家のほかに冒険家でもあり、アメリカ大陸をよく放浪していたようです。これは、彼の伝記のようなもので、彼の生きた第2次大戦前後のアメリカのイメージがわきやすいです。
      形容詞が多くて、「これはどこにかかっているのか?」と思うなど、最初は非常に読み進めるのが難しいですが、次第に慣れてきて楽しくなります。



      5.あんちゃん
      『人名の世界地図』21世紀研究会編 文春新書

      蔵書に「ジャック」が見たあらず、ひねりをきかせて「ジャック=人名」という発想をさせていただきました!
      大好きな洋画の俳優の名前など、ちょっとしたところで楽しい発見ができる教養本です。キレイな響きの名前だなと思っていたら、姓名の由来の意味を知って「えっ!」となったり。
      名前が、とても身近で大切なものだと実感させられます。



      6.青翰堂分店さん
      『火を熾す』ジャック・ロンドン 柴田元幸訳 スイッチ・パブリッシング

      短編集で、表題は極寒のユーコン川からの生還を目指す男の物語。火を熾さないと死んでしまうわけです。ジャック・ロンドンは実用的な、そぎ落とされた文体が持ち味。ストレートな表現で描かれる、絶望と希望が交互にやってくる緊張感漂う感じが好きです。
      この話は村上春樹の短編「アイロンのある風景」にも登場し、主人公が変わった解釈を展開しています。



      7.愚者の楽園さん
      『ジャック・ロンドン放浪記』ジャック・ロンドン 川本三郎訳 小学館

      「白い牙」「荒野の呼び声」の作者ジャック・ロンドンの自伝です。子どもの頃、動物を主人公としたこれらの小説がすごく好きでした。
      この本では、「ホーボー」と呼ばれる19世紀末アメリカの放浪者としてのジャック・ロンドンの生活がいきいきと記されています。子どもの頃の憧れの作者に、カツアゲとか物乞い、ホラ話の吹き方なんて、教えて欲しくなかったです・・・・。




      みなさんの紹介本は以上です。

      CHOCOLATE Lab. YAMAGATAさんのNY直輸入のチョコレートドリンク、今まで飲んだことのない深い味わいで、一同うっとり。ベーシックなクラシックをいただきましたが、忘れがたいおいしさでした。他の味も試したいです。

      次回の読書会は8月下旬の予定。詳細が決まりましたら、ブログ・ツイッターでお知らせします。




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